新年あけましておめでとうございます。
我が家の元旦は毎年、父親が、集まった家族に向けて話をしてから始まることになっていて、今年も同じように おせちを前に、年始の挨拶を受けました。
いつもはこの儀式、あまり深く考えていなかったのですが、今年の父親からのメッセージは心の中に刺さったまま しばらくアタマを離れなかったこともあり、また、年末の最後にふたりでお酒を飲んで とても良い時間を過ごした友人と ”ことばの丁寧さは大切よね…” と話していたところだったのもあり、放置していたこのブログを書いてみることにしました。
”言葉を大事に使いなさい。他の人を癒し、活かす言葉を気をつけて発しなさい”というような聖書の箇所を引用しての話でしたが、その場にいた全員が心の中で「ん?コレ、もしかして私に言ってる?^^;」と思ったというくらい、だれにとっても耳の痛い、ストレートなメッセージだったと思います。
学校という現場で生徒たち、先生たち、マネージメントスタッフ、保護者や受験生、業者さんたち。色んなひとと話しながら日々を忙しく過ごし、なかなかひとつひとつのことばにこだわる暇がなかったのが現実。今更ながら反省。
2014年は色んなひとたちの話を聞く機会にも恵まれました。presentation zenのGarr Reynoldsさん、Baseの鶴岡裕太さん、Apple Distinguished Educatorsの先生方、取材を受けてくれた生徒たち、神戸モトマチ大学の登壇者の皆さん… 思い出すとその一人ひとりが、自分のメッセージをよりよく伝え、その向こう側にいるひとたちの役に立つために、丁寧に言葉を選びながら 話をされていたように思います。
また、私自身も高校1年生のクラスで、話をするという機会を与えられ、準備の段階でどんな言葉で話すのが良いかと何度も考え、スライドを書き直したりしたものです。
心のこもった言葉に感動したり救われることもあれば、逆に心ない言葉に深く落ち込み、傷つけられることもありますよね。
また、合理性や早さを求めるばかりに、公私ともに言葉をおろそかにしてしまうことが多々あったように思います。どんな関係性であったとしても、相手の気持ちを考え、尊重出来れば、自ずと質の良いコミュニケーションが生まれるような気がします。
言葉はすべて 人から出てくるもの。だからこそ、発する言葉に責任を持ち、誰かのチカラになれるような言葉を選んで使いたいものだと、年始のお酒で脳細胞をイジメながら考えたことでしたw
最後に有名すぎるマザーテレサの言葉を…
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。– マザー・テレサ –
2015年、皆さまにとって素晴しい年になりますように!